クロレラ工業さんと一緒に健康づくりを考えるお話会を再開しました。
5月29日の内容を綴ります📝
人間は地球上に生きている「生きもの」
自分の「いのちの仕組み」を考えてみようとするとき、
地球上に生きる者として
まず、地球のことを見てみたいと思いました🌏
地球カレンダーというものがあることをご存じでしょうか。
地球が誕生した46億年前を1月1日午前0時
今現在を12月31日午後11時59分
つまり地球の歴史を1年の物差しで考えるカレンダーです。
私たちホモサピエンスが誕生したのは20万年前。
地球カレンダーで言うと
12月31日午後11時37分です。
テレビ📺では、紅白歌合戦も終わって、行く年来る年の除夜の鐘が鳴っている時ですね。
それまでの長い長い間に
生きものがどういうふうに生まれ、
どう進化していったか、
ということが
私たちが健康に生きるカギに通じているのではないかと思ったのです。
生きものとは、ざっくりいうと
・自分の仲間を増やす(分裂する、子孫を残す)能力を持つ
・自分の身体を維持するための代謝能力を持つ
ということは、
金属は生きものでない。
ウイルスも自力では仲間を増やせないから生きものではない。
さて、
地球は、宇宙にただよう分子が集まって形作られました。
生まれたばかりの地球はマグマと水蒸気
やがて表面が冷やされ、水蒸気は水になり海ができました。
この海で生命が誕生することになるのですが、
海の中で、
炭素C、水素H、酸素O、窒素N、リンP、硫黄S から
糖質、脂質、タンパク質、核酸などの有機物が作られます。
でもまだこれらは物質であって、生きものではない…
生きものではないけれど、
これら有機物は、私たちのパーツではないですか!!
このことだけでも、地球の成り立ちの上に私たちは生かされているんだ~と感動する私です✨
生きものの誕生
原始の地球には、銀河系で超新星爆発によってやって来た宇宙線が度々降り注ぎ、
化学反応がたくさんたくさん起こって、
有機化合が全く偶然に脂質の膜に包み込まれて、
最初の生きものが誕生!
先に書いたように
生きものが生きものとして、自分の身体を維持し、複製するためには、
代謝により、生きるためのエネルギーを得なければなりません。
はじめは宇宙線や放射線、紫外線などのエネルギーを利用していましたが、
太陽光をエネルギー源として利用する方がいいよね…という
光合成能力を持った細菌(シアノバクテリア)が誕生しました→葉緑体
光合成とは、二酸化炭素と水から有機物(栄養分)をつくる反応で
余剰産物として酸素が発生。
いよいよ地球に酸素が供給されるようになります🤗
と、喜んでいる場合ではありません…酸素は、この時の多くの生きものにとって猛毒!
①多くの生きものは絶滅し、
②あるものは地下や海底に潜み、
③あるものは酸素を利用できる細胞(原始のミトコンドリアも存在していました)の隣で生きる道を選び、
④さらにあるものは自分の細胞に酸素を利用できる細胞を取り込んだ(細胞内共生)
生きもののうち、④のように細胞内共生したものは、酸素を利用しつつ、より大きなエネルギーを使えるようになったのです。こうして真核細胞が誕生しました。
20億年前、地球カレンダーでは7月20日の出来事です。単細胞の藻、クロレラが誕生したのもこの時です。
細胞に意思がある!?
細胞内共生をして複雑な体制をとれるようになっても、それでもまだ【単細胞生物】
それらの中から、
1つで生きるより、集まって生きた方が良さそうだと【多細胞生物】として生きる選択をしたものが現れます。
細胞同士が互いの欠点を補うようにコミュニケーションをとって
全体として生きる生存戦略です。
恒常性が保たれ、個体として統率された生きものとなります。
細胞は、自分と他者の違いが分かって、
誰と一緒に生きたらいいかを選んでいたのか…!
そして、そんなふうに行動するためのエネルギーが十分になければ
生き抜いていくことはできなかっただろう
長い長い時間を経て誕生した私たち人間も、37兆の細胞の集まりで
細胞一つ一つが互いの欠点を補い、役割分担をして、全体として調和を保ちながら生きている
これって、もの凄く尊いことだ✨
生きる力とは、生命力とは、細胞の力=どれだけエネルギーを作れるかである…と思うのです。
そのエネルギー、
植物は光合成をして太陽からエネルギーを得ることができるけれど、葉緑体を持たない動物は太陽エネルギーを直接利用できません。
だから、動物は植物(野菜)を食べるのです。
つづきは後編で。
後編では植物の生存戦略と薬の関係、クロレラに毒はあるのか?を解説します!