今回は、川越が最近ハマっている『重ね煮』についてご紹介させていただきます。
重ね煮は、いろんなお野菜を千切りやいちょう切りなど細かく切って重ねていき、
水は入れず、野菜の水分だけで煮るという調理法です。
ネットで調べたら、重ね煮の作り方やレシピもすぐにわかる…便利な世の中ですね。
『重ね煮』は以前から知ってはいたけれど、久しくやっていませんでした。
少し前に友人が作った重ね煮を使った数々のお料理をいただいて、
それがとっても美味しくて。
「私もやってみよう!」とそれから毎週日曜日に作っています。
これ、面倒くさがりの私にはもってこい!
作って一週間は冷蔵庫で持ちます。
毎朝のお味噌汁は、小さな鍋に重ね煮と味噌を入れ、お湯を注ぎ火にかけて、
味噌がほぐれたら出来上がり。対馬の友達にもらった乾燥ワカメを入れたらもう完璧!
そう、お出しは要らないのです。(お好みでかつお節を入れれば風味が増します)
週末は残った重ね煮にきのこやベーコンを一緒に炒めてトマトソースで仕上げると、
立派なパスタ料理になりました。
私が作る重ね煮は、基本の『しいたまにんじん』
鍋底に「敷き塩」ひとつまみを均一にふり、
①薄切りのしいたけ 200g
②回し切りした玉ねぎ 400g
③千切りにんじん 140g
の順番に重ねていき
一番上に「重ね塩」ひとつまみ
(※この通りの分量でやったためしはないのですが😅)
下から順番に
しいたけ→たまねぎ→にんじん
と重ねるので『しいたまにんじん』です。
ふたをして、弱火でゆっくりと煮る。
途中でふたを開けたくなりますが、じっとガマン(笑)。
30~40分くらいかな?
ふたのすき間からお野菜のいい香りがしてきたら、ふたを開け、
しんなり火が通っていたら出来上がり!
使うお鍋は、ふたに穴がないものがいいです。
熱を加えた時にウォーターシーリング状態となり、野菜の水分だけで調理できます。
とは言え、ガスコンロの弱火の限界もあり、
しいたけが鍋底で焦げついてしまうことが多い私は、
大さじ2杯程度の水を加えて火に掛けています。
あ、美味しくするには大事なポイントがありました。
それは
「天地(あめつち)のお恵みと、これを作られた方のご愛念を感謝してお料理させていただきます。この食べものが私たちのからだの中に入って、自他共にお役に立ちますように。ありがとうございます。」と声をかけると、野菜たちが喜び、重ね煮がいっそうおいしくなります。
船越康宏・船越かおり著『未来につなぐわらごはん』
…と『未来につなぐ わらごはん』に書いてありました。
とってもいい言葉だなぁと思い、
私も毎回、小さな声で唱えています。
忙しい方にお勧めの重ね煮。
詳しい作り方やコツなど、ご質問のある方はお気軽にお尋ねくださいね!