昨年3月に永野懐(ながのなつき)先生の「おから味噌つくり講座」を開催しました。
なつき先生とご参加くださった皆さんとの時間が本当に楽しくて、その時から「またやりたい!」と密かに心に誓っていました🥰
そうして出来たおから味噌は、米味噌も麦味噌もそれぞれとっても美味しくて、お味噌汁がますます大好きになった私。いよいよお味噌が無くなりそうになった頃、
ぬか漬けも、なつき先生に教えてもらうものなら続けられるんじゃないかなぁ…(これまで2~3度、ぬか床とサヨナラしている私です😣)
そう思ってなつき先生にお願いすると、快くお引き受けくださいました🍀
今回もクロレラエキスを加えてのスペシャルバージョンです✨
お声がけ用のフライヤーを作りながら、こんなにキレイで美味しそうなぬか漬けができるようになれるなんてうれしいなぁと、ひとりニヤニヤ🤭

おから味噌づくり
午前の部は「おから味噌つくり講座」
座学では、なぜなつき先生が発酵料理教室を主宰するようになったかをお話しくださいます。
その理由の一つに、同じものを食して健康被害に差がある(食中毒)事例に触れ、その差は食べたその人の健康状態によるのではないか、それなら丈夫な身体をつくることに注力したい、そのためには腸内環境を良くする発酵食を家庭で作れるようになったら…と考えたとのことでした。
また、企業として成り立つためには、ある程度“仕方なく”消毒や保存のために家庭では使わないものを使用しなければならない現状から、少しでも自分で作るものを食卓に!また、ご飯とお味噌汁とお漬物が食の原点であり、家族を思って作る料理には愛とエネルギーがある、そのことを知ってもらいたいと言われます。
そんななつき先生の講座の一つ、おから味噌つくり。
通常のお味噌は、大豆を圧力鍋で煮たり、もしくは蒸したりして潰して塩を混ぜて…
という工程がありますが、
産業廃棄物として捨てられてしまう「おから」と豆乳(もしくは水でも)を使ってつくります。
今回も発酵がよ~く進むように少量のクロレラエキスを加えます✨

空気をできるだけ抜いて袋を閉じて、今日の作業はこれで終わり。
「ご自宅ではちゃんと見える所に置いて、毎日声をかけてくださいね」となつき先生。
菌は生きている。「おいしくなってね」と心を込めるとそれに応えてくれるんですよと教えてくださいました。
熟成すればするほど美味しくなっていくお味噌。出来上がりが楽しみです。
ぬか漬け講座
さぁ、午後からはいよいよぬか漬けです!
その前に、試食を兼ねて、なつき先生お手製のぬか漬けランチ✨

なつき先生がご準備くださったぬか漬けは、キュウリ、人参、カブ(白・赤)、キャベツ、長芋、ミニトマト、こんにゃく、卵、それから節分にちなんで炒った黒大豆。
キュウリや人参、カブまでは、よく見るけれど、こんにゃく⁉ 豆⁉
これがまた、何とも言えない美味しさでした🎵
ランチには、発芽発酵玄米とお味噌汁、
それから、ぬか漬けの他にも きびなごのぬか炊きや鶏ハムまで✨
味噌汁には、なんとクロレラのお出しを使用!植物性のクロレラなのに、動物性に多い旨み成分イノシン酸が含まれているという、今までにない上品で優しい味のお出しです✨
試食のあとは、ぬか漬け講座スタートです。
スライドを見せていただきながら、ぬか床のこと、お塩のこと、容器や保存方法、混ぜ方、トラブル時の対処方法などを詳しく教えていただきました。
今回の講座では、なつき先生の無農薬米熟成ぬか床を使います。山椒の実や昆布や唐辛子と、ここにもクロレラエキスを。


ぬか床に山椒と唐辛子、クロレラエキスを入れて混ぜたら、漬け込み野菜を入れます。
混ぜ合わせる間にも、ご参加の皆さんからいろんな質問が飛び交い、それに一つ一つ丁寧にお答えくださるなつき先生。
たとえば、「漬ける野菜も無農薬がいいですよね?」という問いには
「無農薬やオーガニックの野菜が身体にも地球にもいいことはよく承知しているけれど、農家さんも好んで農薬を使っているわけではありませんよね。手に入ったお野菜に感謝していただく。もし農薬が使われていたとしても、ぬか床の菌ちゃんたちが農薬を分解してくれると言われているし、排毒できる身体をつくっていくことを目指していきましょう」
皆さんの気持ちも
「難しそうだけどできるかな?」
から
「やれそう!できそう!」
にどんどん変わってきて
会場が全体が和気あいあい♪

「菌は生きてるんですよ、菌の力を信じてね」
「このぬか床 大丈夫かな…って不安な気持ちでいると、ぬか床も不安になるのよ」
「もう面倒になってきたなぁ…と思っていると、菌ちゃんの方も、それならもういいかってふて腐れてしまうのよ。じつは、私たちが菌ちゃんに試されてるんですよ」
なつき先生のお話を聞いて、これまで私がうまくいかなかったぬか漬け…
その理由も、なんとなく分かってきました。
私も気持ちを新たに「よろしくね!」と声をかけ、美味しいぬか漬けができました。

寄せられた感想の一部をご紹介させていただきます。
今日はありがとうございました。
永野先生のお話、北海道の白菜の浅漬けの話(O-157)、いろんな情報も自分で考えて選択すること、塩の選び方、農家の人も好きで農薬をまいているわけではなく、決まりでそうしないと市場に出せないからやむを得ずなので、ご縁があって手に入ったお野菜、食べ物は感謝していただく、入れても出せる身体が大事なんだ!と改めて思いました。クロレラさんのお話も貴重な資料も初めて視聴することが多く、興味深く拝聴しました。腸が大事なんだと実感している今、菌に対する働きで善玉菌が悪玉菌に対して優位に増える死滅させるのではなく、多様性、共存→細菌ではなく、細胞に目を向けよう!!というのが先生のお話にもつながり、とても感動しました。
味噌作りもぬか漬け作りもとても楽しく、作っているときも今日からワクワクします。本当にありがとうございました。
数日を経てご参加の皆さんからは
「美味しいぬか漬けできました!」
「あれから快腸です♪」
と嬉しいお声も届いています✨
自分でつくったもので、自分の身体をよくしてあげられるって最高!
ぬか漬け、続けていくことでこれから気づいていくことや身をもって知ることもきっとある✨
また続きを書いていきたいと思います。