クロレラ工業さんと一緒に健康づくりを考えるお話会「クロレラさんといっしょ」のまとめの後編です。

前編では、生きものは、一つ一つの細胞が役割を果たして、全体としての調和を保ちながら生きているのだから、細胞が自身のエネルギーをしっかり作れることが大事で、私たちが健康でいることも、それに尽きるということを書きました😀 
前編の記事はこちら👆

植物は食べられるだけなのか?…植物の生存戦略とは

前編の終わりに、
動物は植物(野菜)を食べて太陽エネルギーを得ていると書きました。

でも、肉食動物は草を食べませんね。むりやり植物を食べさせても消化できずに排泄されます。それでも肉食動物がビタミンなどの栄養をちゃんと摂れているのは、草食動物を捕食するからです。

肉食動物は草食動物を仕留めて、まず内臓を食べます。自分が消化できない植物を、草食動物に消化してもらって食べている、つまり、間接的に植物を食べているのです。

そうでもして食べたい植物。生きものはみな、太陽エネルギーを求めているというわけです。

食物連鎖ピラミッド

食物連鎖のピラミッドをみてもわかるように、植物は食べられる運命です。
でも、食べ尽くされることはないですね?

植物は生き残るために、ほんの少し「毒」を作ります。

捕食者である昆虫や動物から身を守るために。

その「毒」を、人間は経験と知恵で「薬」として使ってきました。漢方薬やハーブも先人の長い経験から生まれたものです。

話が少し逸れますが、

ヒトの身体には「自分の身体を常に健康に保とうとする力(恒常性維持機能)」がもともと備わっています。

例えば、血圧が高くなるというとき、心臓から遠く離れた指先や心臓よりも高い位置にある脳に、酸素や栄養を届けようと心臓は圧を上げます。その先の細胞がエネルギーを作り細胞自身の役割を全うするために。これこそが恒常性維持機能です。

この意味で、薬は恒常性を乱して血圧を下げるように働いていて、これを「効き目」として治療に利用しているのです。

恒常性を乱すのだから、求めているのと違う方向に変化が出てくることもある…これが「副作用」

恒常性を乱さず、整えることで健康に保つのが「食」なのです。

ここで、クロレラも植物だから毒があるんでしょ?と言う声が聞こえてきそうですが…

結論から言うと、クロレラは毒を作りません。作るのは栄養だけ。

クロレラはなぜ毒を作らないのか

他の植物は、光合成をして得られた栄養物の一部を毒に作り変えて身を守るのですが、クロレラは20時間に4分裂という圧倒的なスピードで数を増やし、食べられても食べられても子孫を残す生き方を選んだのです。

こんなことができるのは、クロレラが桁外れに太陽エネルギーを利用できるから🌞

太陽電池をはるかにしのぎ、一般的な植物の200~300倍のエネルギー利用効率です!

前編で、真核細胞・クロレラが誕生したのが20億年前であることを書きました。

20億年前から現在にいたる長い長い間には、全球凍結するほどの寒冷化と温暖化が繰り返され、そのたびに大量絶滅が起こっています(ビッグファイブ)。

この危機を乗り越えて生き延びたクロレラは、その過酷な環境に対応する生命力を持っていたのです。

中でも、チクゴ株と名付けられたこのクロレラの特徴も素晴らしく(下図)、地球上に生きる生きものの一員である私たちのいのちの仕組みを整える「食」として、私はチクゴ株クロレラをイチオシしています。

チクゴ株クロレラの健康情報サイトもご覧ください。

クロレラさんと一緒に健康づくりを考えるお話会「クロレラさんといっしょ」、次回は7月31日水曜日。
テーマは「血液検査のココを見よう①」お楽しみに!