人生の主人公になろう
助産師の米山先生のモットーは「人生の主人公になろう」です。
誰のものでもない自分の人生を、脇役でなく主人公として生きよう
ふと気がつくと、
他人の顔色を見ていませんか?
誰かの機嫌をとっていませんか?
いま私がちょっと我慢すればいいと思っていませんか?
場合によっては脇役に回ることも必要かもしれません。
でも、そればっかりでは、きっと息苦しくなってしまう。
今月のワークは
そんな状況から抜け出す糸口のひとつになるだろうなと思いました。
テーマは『子ども時代を振り返って』
そのワークは
物心ついてから6歳くらいまでの間の、心に残っている出来事と、その時に感じた気持ちを書き出してみてください
というもの。
私も、幼いころの記憶を辿って、いくつかの出来事を書き出しました。
それらは、ちょっぴり悲しくて寂しい思い出。。。
自分のことをさらけ出すようで恥ずかしいけれど、こんな話です…😅
5歳くらいだったかな、近所のお友だち宅で遊んだ帰り、雨が降っていて、傘を貸してあげるというのに「だいじょうぶ~!」と断って濡れて帰りました。
母に「あら、濡れてしまったのね」と優しく拭いてもらえると期待していたけれど、「なんでこんなに濡れて帰って来るのね!!もうっ!💢」母は完全に怒っていました。
ガシガシと頭を拭いてもらいながら、幼い私は悲しいやら悔しいやらで(もう、絶対この人の手を煩わすことはするまい)と心に誓いました(私も素直じゃない🥲)。
父と母で営む薬屋は忙しく、まだ未就学の子ども2人の子育てと家事で、母はとにかく大変だった。母のことは好きだったけど、いつも忙しそうでピリピリしていて、ちょっと怖かったんです。
今振り返ると、
5歳の私は、ただただ、母に構ってほしかったんですね。
何もないのに構ってもらえないから、
雨に濡れたら構ってもらえると思った。
この事について、私はモヤモヤはしていたけれど、
なんだかカッコ悪いし、心の奥にずっとしまい込んでいました。
そんな話をしたら、米山先生はこんなお話をしてくださいました。
感情の実感と言語の獲得
言いたかったけど言えなかった、
言い方が分からなかった、
あるいは言わない方がよいと思って言わなかった…
そんなことがあるのだったら、
まず、その時どう感じたかを思い出してみること。
その次に感じたことを言語化する。
感じてるうちはまだ、内に籠もっている状態で「便秘」と同じ。
言葉にして「出す」ことで、
心の便秘が解消されるのですよ。
別のカウンセラーさんから同じようなことを教わったことを思い出しました。
「小さい時の自分を大人になった自分が癒やしてあげるといい」と。
5歳のサトコちゃんは構ってほしかったんだね、
うんうん、そうだよね、でも、これからは私が構ってあげるから、もう寂しくないよ
「構ってほしい」と言語化することで、癒やしの作業が完結した気がしました🍀
「言いたいけど、言えなかった」
子ども時代の経験が自分の奥底に沈み込んで、言えない自分を作っているかもしれません。
もしかしたら、
それに気づいて癒やしてあげることで重石のようなものが取れて、
自分らしくいられるのではないか…
そんなふうに思いました。
お話会のあとは、食養生のお勉強を兼ねて、皆さんでお昼をいただきました。
見た目はアレですけど、美味しかったですよ~😄
次回の「米山さんといっしょ」は6月19日水曜日の予定です。
テーマは『身体のリズムを知ろう!…健康な人は維持する為に、不調な人は養生の為に』です。