しっかり寝たはずなのに、朝から体が重い。
肩こりや立ちくらみが続くけれど、
「昔から貧血気味だし、体質だから仕方ない」
そんなふうに思っていませんか?
でも実は、そのなんとなくの不調は体質ではなく、
毎日の水分不足や隠れた栄養不足を知らせる血液からのサインかもしれません。
こんにちは、永吉薬品の店主 川越です。
私のお店でも、
「朝起きても、もう少し寝てたいって思っちゃうんです…」
「疲れがなかなか抜けなくて…」
「立ちくらみや肩こりがして、よく頭も痛くなることもあって…」
何か良いものはありませんか?
というご相談をよくいただきます。
詳しくお話をうかがっていくと
家族の食事は栄養バランスを考えてつくるけど、自分一人の時はつい簡単に済ませがちだったり、
水分はとっているけど、水よりもお茶やコーヒーの方が多かったり。
そんな毎日の何気ない習慣が、じつは不調の背景であることも少なくありません。
疲れや不調が続くと、まずは何か元気が出るものを…と思いたくなるものです。
でも、一時的にやり過ごすだけでは、なかなか根本は変わりません。
この記事では、
「なんとなくしんどい」
「貧血気味なのは体質だから仕方ない」
そう思っていた不調の背景に、どんなことが隠れているのかを、
血液、とくに赤血球の働きから、何となく不調の背景を見ていきたいと思います。
「体質だから」で終わらせず、
根本から血液を元気にして、笑顔で過ごせる体になれるように、
毎日の食事や水分のとり方を見直すきっかけになればうれしいです。
ぜひ、最後までおつき合いくださいね。
赤血球の中には「ヘモグロビン」がいっぱい

さて、私たちの体にとって、血液はとても大切な存在です。
酸素や栄養を体のすみずみまで運び、いらなくなったものを回収してくれる、まさに“体の運び屋”です。
その中でも、とくに大事なのが赤血球。
赤血球は、血液中の血球のほとんどを占めていて、酸素を運ぶという大切な役割を担っています。赤血球の中には、ヘモグロビンというたんぱく質がたくさん詰まっています。
このヘモグロビンが酸素と結びついて、肺から取り込んだ酸素を全身へ届けてくれます。
つまり、赤血球が元気に働くためには、
酸素を運ぶヘモグロビンが十分にあることがとても大事なのです。
血液検査の数字は、そのまま信じていいとは限らない

血液検査で「ヘモグロビン」の値を見ることがありますが、ここで気をつけたいことがあります。
それは、体の水分が足りないと、本当よりも数値が高く見えてしまうことがあるということ。
水分が少ないと血液が濃くなり、赤血球やヘモグロビンの値も高めに出やすくなります。
そのため、実際には貧血気味でも、脱水があると血液が濃くなり、
赤血球やヘモグロビンなどの値が実際より高めに見えることがあります。
検査結果をみるときは、水分状態もあわせて考えることが大切です。
水分不足は、意外と身近です

「私はそんなに汗をかいていないし、大丈夫」と思っていても、
水分不足は意外と起こりやすいものです。
たとえば、
- のどがあまり渇かないので、水をあまり飲まない
- 水の代わりにコーヒーやお茶ばかり飲んでいる
- 食事量が少ない
- ダイエット中で栄養が不足している
こんな毎日の積み重ねでも、体は水分不足になってしまいます。
脚がつる、肩こり、腰痛、頭痛などが、水分不足から来ている場合もあるそうです。そんなとき、水を飲んでみるのも症状を和らげる助けになるかもしれません。
偉そうにお話ししていますが、実を言うと、私自身も気が付くとコーヒーばかり飲んでいる日もあり、『あ、今日お水ぜんぜん飲んでない!』と夕方になって焦ることがあるんです(笑)。
だからこそ、意識しないと水分不足になりやすい気持ちは本当によくわかります。
筋肉が少ないと、水分も保ちにくい
実は筋肉には、水分をためておく“貯水庫”のような役割があります。
筋肉の約75%は水分だとされていて、食事がしっかりとれない状態が続いたり、胃腸が弱っていたりすると、筋肉も落ちやすくなります。すると、体の水分バランスも乱れやすくなります。
低栄養も、血液の見え方に影響します
血液検査では、アルブミンという項目も大切です。
アルブミンは、体の水分バランスを保ったり、栄養やミネラル、薬などを運んだりする働きがあるたんぱく質です。
このアルブミンが低いと、体の中の水分も少なくなりやすく、やはり血液検査の数値が実際より高めに見えることがあります。
だからこそ、血液検査の前には、適度に水分をとっておくことが大切なのですね。
「隠れ貧血」を見るカギはフェリチン
ヘモグロビンが保たれていても、鉄の蓄えが少なくなっていることがあります。
その目安のひとつがフェリチンです。
フェリチンは、体の中に鉄を貯めておく“貯金”のようなもの。
この値が低いと、今はヘモグロビンが保たれていても、鉄の蓄えが少なくなっている可能性があります。
いわば、隠れ貧血のサインを見るための大事な目安です。
鉄だけでなく、たんぱく質も大切
貧血というと「鉄分をとらなきゃ」と思いがちですが、実はそれだけではありません。
- 酸素を運ぶヘモグロビン
- 鉄を貯蔵するフェリチン
- 鉄を運ぶトランスフェリン
- 鉄を捕まえるラクトフェリン
これらはみな、たんぱく質と深い関係があります。
つまり、鉄だけでなく、鉄を運んだり蓄えたりする体の仕組みを支えるためにも、
毎日の食事でたんぱく質をきちんととることが大切です。
さらに見逃したくない「亜鉛」のこと
貧血は鉄だけの問題とは限らず、たんぱく質やほかの栄養素の影響も受けます。
その一つが亜鉛。亜鉛は、たんぱく質をつくる酵素の働きに関わる大事なミネラル。
不足すると、赤血球の膜が弱くなり、赤血球が壊れやすくなることもあります。
また、フェリチンが低い人は、鉄だけでなく亜鉛も不足しているとの報告もあり、
「ひとつ足りないときは、ほかも足りていないことがある」と
いう視点も心に留めていていくといいなと思います。
体質だけではなく、毎日の食習慣が体をつくる
「うちは貧血気味の家系だから」
「体質だから仕方ない」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、遺伝だけではなく、妊娠中からの栄養や、毎日の食習慣が体をつくっていくことの方が
その後に大きく影響します。
毎日の食事は、すぐに大きな変化が見えるものではありません。
それでも、たんぱく質、鉄、亜鉛、そして水分を意識することは、血液を元気にし、体全体の元気につながっていきます。
食事や水分を見直していただいたお客様から、「朝スッキリ起きられるようになって、なんだか子供にも優しくなれた気がします」と笑顔で報告をいただくことがあります。その笑顔を見るのが、私にとって何より嬉しい瞬間です。
さいごに
なんとなく疲れやすい、頭が重い、肩こりがつらい、立ちくらみがある。
そんな不調の背景に、水分不足や隠れた栄養不足、そして血液の状態が関わっていることがあります。
血液検査の数字だけをただ見るのではなく、
- 水分は足りているかな
- 食事量は落ちていないかな
- たんぱく質はとれているかな
- 鉄や亜鉛は不足していないかな
そんなふうに、毎日の暮らしと結びつけて見ていくことが大切です。
とくに、血液の材料にもなるたんぱく質のことはとても大切なのですが、このお話はまた別のコラムで、あらためて書いてみたいと思います。
家族のために忙しくしている主婦の方ほど、自分のことは後回しになりがちです。
でも、まずは自分の体が元気であることが、家族の元気にもつながります。
「血液」を知ることは、自分を大事にする第一歩かもしれませんね。
「私のなんとなくの不調も、ひょっとして栄養や水分の不足からきているのかな…?」
「健康診断の血液検査の数字、本当のところどう見ればいいんだろう?」
もしそんなふうに迷ったり、一人で悩んだりしているなら、
そのままにせず、いつでもお気軽に永吉薬品へご相談にいらしてくださいね。(健康診断の結果をお持ちいただくのも大歓迎です!)
毎日がんばっているあなたの体を内側から元気にする方法を、一緒にお話ししながら見つけていきましょう。いつでもお待ちしています。
