シリーズ、「気になったところを私なりに自由に解釈してみました養生訓」
今回もお付き合いください😊
巻第一 総論 上 33:気血の流通は健康のもと
東洋医学の世界を垣間見ようとすると、必ず「気血水」といういう言葉が出てきますね。
ここには「気血」とあります。「水」はどこ行ったんだろう?と思って、私のお店でも取り扱いをさせてもらっているメーカーさん救心製薬のサイトを見てみました。
気血とは、「気血思想」、「気血論」とも呼ばれ、東洋医学の中心となる基本概念の一つ、なのだそうです。すなわち東洋医学では、体の基本となるものは「気=身体のエネルギー」と「血=血液(体液まで含む概念)」であって、この両者が体を巡り、バランスをとることによって生命の活動が成り立っていると考えているのです。
気血がよく流通しているイメージ図、とってもわかりやすい!
なんでもそうだけど、生きているもの(生きている状態)って、止まってない。
分子生物学者の福岡伸一氏が「動的平衡」という言葉を生み出し、
「生命とは動的平衡にある流れである」と言われています。
常に流れている状態が生きている証拠だとすれば、滞りってよくないですよね。
ということで、益軒先生もこの「養生訓」の数々の項で「気血」を滞らせないためにいろいろと教えてくださっている訳ですね。
つづく