今日、佐賀いのちを大切にする会主催の「いのちの講演会」にオンラインで参加しました。

講師は山元加津子さん。通称かっこちゃん

映画「1/4の奇跡」で、かっこちゃんの存在を知った時から、 大好きになりました。

かっこちゃんの優しい声は、

きっとどんな人の心にも、かっこちゃんの優しさがそのまま染み込んでいく。。。そんな人です。

かっこちゃんが出会ってきた特別支援学級の子どもたちは、どの子も不思議な力・魅力を持っていて…

本当は、病気や障害が有る無しにかかわらず、どの子も等しく素晴らしい

そういうことを、出会った子どもたちから教わったのだと、かっこちゃんは話されます。

 映画のタイトルにもなっている「1/4の奇跡」は、 

かっこちゃんが見たNHKの『人体』という科学番組で紹介された話から取ったものです。

 昔、アフリカのある村でマラリアが大発生し、全滅しそうになるが、なんとか踏みとどまった…なぜか。その村には、マラリアにかかりにくい人がいたから。 その人たちは赤血球が草を刈る鎌のような形をした鎌状赤血球を持っていたというものです。赤血球が変形してしかも固いと、毛細血管をうまく通れずに、重い貧血やさまざまな病気を引き起こし、長くは生きられません。その兄弟を調べてみると、
・重い病気で亡くなる1/4
・遺伝子を半分しか持っていないために発症しない2/4
・遺伝子に異常がなく正常な赤血球を持つ1/4
の3つに分けられる。

マラリアが流行ると、正常な赤血球の人はマラリアに冒されて亡くなってしまうのです。

そのマラリアから村の絶滅を救ったのは、鎌状赤血球の遺伝子を持った人たちだったのです。

 今こうして私たちが元気に明日に向かって生きていられるのは、過去に病気や障害を持ち、苦しんで生きてくれた人のおかげです。その人たちがいなければ、いまの私たちはないでしょう。

そしていまこの時代にも病気や障害をお持ちの人がいます。その人達は、未来の私たちの子どもたちが元気に明日に向かっていくために今病気や障害を背負いながら一生懸命生きてくれている のです。

かっこちゃんはこの話を、多発性硬化症という難病を生きる雪絵ちゃんに話すと、

雪絵ちゃんは「私の病気も意味があるのね。かっこちゃん、このことを世界中の人たちが当たり前に知る世の中に、かっこちゃんがしてね! みんなそれぞれステキで大切だということは、科学的に証明できるって、かっこちゃんが伝えてね !」と言いました。

映画の中にも登場される、遺伝子学者の村上和雄先生は、

「それは入り口にすぎません」と言われています。

講演会では、この話には続きがあって…とかっこちゃんはお話を続けました。

村上和雄先生は、「ずっとずっと昔、地球上の生き物がまだ卵で生まれるものばかりだった時、ウイルスが遺伝子に組み込まれたおかげで、胎生になったんだよ。私たちは過去にウイルスと共存してきたんですよ」と教えてくれました。「この世は平らかで、必要なものしかいない。全てに感謝していかなければいけない」とずっとおっしゃっていました。そしてそれは、私は私でいいんだということでもあるのだと勇気づけられてきました。と。

そうしてかっこちゃんは、かっこちゃんの湧き上がる思いを大事にしながら、大好きな子どもたちと接して来られました。

人が人に思いを伝えるには、大好きと思う気持ちがないと伝わらないことを、子どもたちと関わる中で気づかされたとかっこちゃんは言います。それは、人はうれしいなと思うときに心を動かされるから。大好きはうれしい。人はきっと生まれる前から大好きはうれしいと思うようにつくられている。それはきっと宇宙の法則=サムシング・グレートで、そう考えることは、いのちを大切に生きる鍵になるのではないか、とお話を結ばれました。

大好きはうれしい…そんな気持ちを大事に、生かされいるいのちを大切にしていきたいなと思いました。

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